勉強の仕方は人によって違っていい
お父様、お母様が子どもの時、英単語を覚えるにはどうするのがいいと言われてきましたか?
声に出して、何回も書いて覚える、と言われたし、実際にそうしてきた方も多いと思います。それで、覚えれた方もいれば、それでは覚えられなかった方もいたと思うのです。
覚えられた方はそれで良かったのですが、覚えられなかった方は、ものすごく辛い作業をやって、点数が取れなくて、ちゃんとしないからみたいに言われて、凹みませんでしたか?
確かに五感をできるだけ使って覚える方が、脳の中に記憶するには効率が良いのかもしれません。
特に書いて覚えることが効果が高かったのも事実ではあるのです。
これは、一つには「テストは書くことが要求される」からでした。今でも、その部分は残っています。
しかし、どうすればもっと効率よく覚えられるかという「記憶する方法」というのも研究が進んできています。そのことによって、より効率よく覚えられるようになってきていることは事実なのです。
例えば、「キクタン」という単語帳があります。この「キクタン」は
「聞いて覚える」→「読んで理解する」→「使って定着させる」という学習プロセスで覚えていくように作られています。なぜなら、むやみやたらに書いて覚えるよりも、圧倒的に効率がいいということが、研究で分かったからなのです。
動物はそれぞれ「言葉」を持っています。仲間とのやり取り、敵を知らせる方法、求愛の方法などにより、それぞれの動物にしかわからない「言葉」があるのです。
人間もそうした「言葉」だけを持っていましたが、後から、「文字」というものを発明して、「書く」ことで伝えることができるようになりました。しかし、それでも、「言葉」で「話す」「聞く」ことに慣れ親しんできたのです。
そのことから、本来的に、「聞いて話す」要するに聞いて音読する、ことの方が圧倒的に得意なはずなのです。だから、聞いて音読して覚える、というのは、ものすごく理にかなっていると言えるのです。
ところが、それでも、うまくいかない人がいます。なぜだと思われますか?
ちょっと考えてみてください。
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