2021年12月7日火曜日

自分なりの勉強方法を見つけていますか?

 勉強の仕方は人によって違っていい


お父様、お母様が子どもの時、英単語を覚えるにはどうするのがいいと言われてきましたか?


声に出して、何回も書いて覚える、と言われたし、実際にそうしてきた方も多いと思います。それで、覚えれた方もいれば、それでは覚えられなかった方もいたと思うのです。


覚えられた方はそれで良かったのですが、覚えられなかった方は、ものすごく辛い作業をやって、点数が取れなくて、ちゃんとしないからみたいに言われて、凹みませんでしたか?


確かに五感をできるだけ使って覚える方が、脳の中に記憶するには効率が良いのかもしれません。


特に書いて覚えることが効果が高かったのも事実ではあるのです。


これは、一つには「テストは書くことが要求される」からでした。今でも、その部分は残っています。



しかし、どうすればもっと効率よく覚えられるかという「記憶する方法」というのも研究が進んできています。そのことによって、より効率よく覚えられるようになってきていることは事実なのです。


例えば、「キクタン」という単語帳があります。この「キクタン」は

「聞いて覚える」→「読んで理解する」→「使って定着させる」という学習プロセスで覚えていくように作られています。なぜなら、むやみやたらに書いて覚えるよりも、圧倒的に効率がいいということが、研究で分かったからなのです。


動物はそれぞれ「言葉」を持っています。仲間とのやり取り、敵を知らせる方法、求愛の方法などにより、それぞれの動物にしかわからない「言葉」があるのです。


人間もそうした「言葉」だけを持っていましたが、後から、「文字」というものを発明して、「書く」ことで伝えることができるようになりました。しかし、それでも、「言葉」で「話す」「聞く」ことに慣れ親しんできたのです。


そのことから、本来的に、「聞いて話す」要するに聞いて音読する、ことの方が圧倒的に得意なはずなのです。だから、聞いて音読して覚える、というのは、ものすごく理にかなっていると言えるのです。


ところが、それでも、うまくいかない人がいます。なぜだと思われますか?

ちょっと考えてみてください。


続きはこちらをご覧ください。
https://tmc-ikeda.com/blog/detail/20211205122711/


2015年8月13日木曜日

かなり時間があいてしまいました

このブログを書くことから、ずい
ぶんと離れてしまいました。


いろいろなことを学び、それを
何とか子ども達に伝えていきた
いと思い、この数年間は学ぶ
ことを主眼においてきたように
思います。


単に学ぶだけでなく、学んだこ
とを何とかお伝えしていきたい
と今も思っています。


この数年間に渡り、私が学んで
きたことは、

・心の状態をコントロールする

・人のコアを見つける

・普遍の真理

この3つが中心です。


普遍の真理なんていうと、かなり
危ないとお感じの方もいらっしゃる
かもしれません(笑)


スピリチュアルということでもなく、
また、宗教でもなく、人の心の奥
深くを知りたいと思ったときに、
普遍の真理というものを考えよう
と思ったのです。


また、人のコア、核、軸、極みなど
と言われるものを一緒に考える
ことができれば、その人が一番
大切にしている価値観(バリュー)
が明確になります。


そうすると、その人がどのような
価値のものだと動くことができるか
を見つけることができるのです。


そこから、その人だけの個人戦略を
作り、伸ばしてあげることができる
のです。


そして心の状態をコントロールすれば
何も怖いものはありません。


テストのときに緊張してしまい、力を
出し切れない子どもがいます。


これは、「結果」に「とらわれて、
ゆらいで」しまったからなのです。


揺らがずとらわれず、の心の状態を
作り出すことができれば、今を生きる
ことができ、最高のパフォーマンスを
出せるのです。


人の心の奥底を知り、その人のコアを
見つけ、揺らがずとらわれずの心を
手に入れるトレーニングができれば、
不安になることがあっても、そのこと
にとらわれず、今を生きることができ
るのです。


そんな学びをこの数年間してきました。


それを基にした、学び方をこれからは
お伝えしていきたいと思います。


これから、楽しみにしていただければ
と思います。



最後までお読みいただきありがとう
ございました。




2012年10月14日日曜日

ずるい

テスト直前で、1点でも2点でも
余分にとりたいということは、どんな
子どもでも思うでしょう。

ところが、難しいところが範囲に入って
いると、どうしてもその範囲の問題を
解いておかないといけないように思って
しまいます。

実際に難しい範囲の問題は1問を解くために
時間がかかります。できない子どもにとっては、
時間がかかるのに、解けなかったりわからなかったり
して、テンションが下がります。

その結果、嫌になって、その科目の勉強を
やめて、他の科目を一生懸命するように
なってしまいます。

ところが、「それは無理だからしない」と
決めて、難しい範囲のことをしない子どもも
います。

多くの場合がやりたくないという気持ちから
なので、積極的な意味でその範囲の勉強を
「捨てた」わけではないのです。

だから、捨てたからといって、もっと基礎的な
内容をしっかりするかというと、そうでもない
のです。


ところが、どうしても難しいところをする
余裕がないときは、難易度の高い問題は
捨ててもいいのです。

難易度の高い問題を解く時間で、基礎的な
問題を3回でも4回でも解くことができれば
確実に点数が取れるのです。

もちろん、高得点をとることは難しいのですが、
平均点くらいまではそれでも取ることはできる
のです。

なぜなら、基本的な内容をしっかりと勉強する
ことで、ミスをなくせるからです。

あと5点欲しい!

そう思ったとすると、2点と3点の問題を1問ずつ
取れれば余分に5点くらいすぐに取れるのです。

ミスをなくすだけで、5点くらいは簡単にあがり
ます。ミスをなくすためには、基礎的な内容に
出会う回数を増やすことが一番です。

積極的に難しいことをせず、基礎的なことを
繰り返し勉強することで、ミスをなくすことで
苦手科目などはかなり失点を防ぐことが
できると思います。

ここで、一つ大切なことは、基礎的なことを
繰り返すときに、もういいと思ってから、
少なくとも、さらに2回は繰り返すことです。

もういいというのは、あくまで主観的なことで
実際できているのか、どうかはわかりません。
ですので、もう2回繰り返すことで、抜けを
防ぐことができるのです。

問題を解くなら、同じ問題を自分で問題の解説
ができるまで繰り返すことです。これは最低6回
くらい繰り返せば、全ての問題を解説できる
ようになると思います。

5回ではなぜかダメなんです。6回目が必要なのは
経験上のことです。ですから、5回やった時点で
もう1回という気持ちが必要です。

そのくらいの努力をすることができれば、実は
難しい範囲の問題を試験のときに解くことが
できたりするのです。

それくらい、基礎的な事項は繰り返し勉強する
ことで、点数をあげることができるのです。
テスト直前にお試しください。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

         進学塾TMC池田
         http://tmc-ikeda.com

2012年8月26日日曜日

後悔しない自由?

前回の続きのお話をしようと
思いました。

でも、どうしても読んでいただきたい
ブログがありますので、ご紹介します。


塾生の保護者の方も、
塾生でない保護者の方にも、
ぜひ、読んでいただきたいと思います。


「鏡の法則」という本をご存知の方も
多いと思います。

その鏡の法則の著者の野口 嘉則先生のブログ
です。

「後悔する自由? 親と子の会話に学ぶ『自立』」
http://coaching.livedoor.biz/archives/50216557.html

「相手を苦しめる愛とは?」
http://coaching.livedoor.biz/archives/50220862.html


私が日頃、保護者の方にできるだけ
お話していることでもあるのですが、

「本当にお子さんはそう思っていますか?」

そのことをぜひお考えいただきたいと
思います。


また、Facebookをされている方は
野口先生のフィード購読もお勧めします。

野口 嘉則先生
http://www.facebook.com/noguchi.yoshi

ぜひ、じっくりお読みください。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

        進学塾TMC池田
        http://tmc-ikeda.com

2012年8月15日水曜日

小学生の保護者向けのブログもお読みください。

小学生の保護者向けに書いているブログでも
大切なことをお話しています。

子ども達の将来のために、今、どのように
せっしていくことが必要なのかということを
お話しています。

ぜひ、お読みいただければと思います。

こちら↓をクリックして下さい。

http://tmc-ikeda2.blogspot.jp/


お母様方が生きてきた時代は、どのような
時代だったか、今はどのような時代かという
こともお話しています。

ぜひ、お読みください。

        進学塾TMC池田
        http://tmc-ikeda.com


2012年8月9日木曜日

附属高校に行きたい理由なんてありません!

子ども達に毎年毎年、「なぜ附属高校に行きたいのか」と
問います。そして、それを文書にしてもらうのです。


実際に書かせるとなかなか書けません。
どうして書けないかというと、何もないからなのです。

他の高校のことも知らなければ、附属高校に進学したい
強い動機もありません。何もないのです。

中には附属高校へはそれほど行きたくないけれど、
親がそう言うから行くとはっきり書く子どももいます。


これでは目の前のテストに対する覚悟なんてあったもの
ではありません。


大学への進学だけで中学受験や小学受験で附属池田に
入ってくると、附属池田中学や附属高校池田校舎に行く
ことが当たり前になってしまいます。

何のために附属高校池田校舎に進学するのかなどと
考えることもありません。それでもテストの点数が
取れていれば問題はありません。

テストの点数が取れているということは、しっかりした
目標を持てていなくても、目の前のことをコツコツと
積み重ねる習慣ができているということです。

テストの点数がとれていなければ、たいへんです。
取れないということはやりたくない、やっていない、
わからない、のどれかの状態になっているはずです。


そんな状態のときに、ご家族には怒られる、学校の
懇談ではぶつぶつ言われる、また、家に帰って怒られる、
となればたまったもんではありません。


そうなるとますますやりたくなくなり、やらなくなって
いくのです。悪循環でしかありません。


この状況を打開して、することができるようになると
思いますか?どうすればするようになりますか?

それを一気に変える方法があります。
目標を決めるときに、目標は達成して本気で喜べる
ことを目標にするのです。


感情的に喜ぶことが目標で、何かを手に入れることを
目標としないということなんです。


ですから、「附属高校に連絡進学すること」を目標に
するのではないのです。

「○○することができるようになって、すごくうれしい
から、附属高校に連絡進学したい」というように、嬉しく
なることを目標とするのです。


人間は感情の伴わない目標に対しては、よほどのことが
ないと全力投球はできないのです。


例えば、子ども達はテストの結果が90点以上だったら
どうしても欲しい携帯電話を買ってもらえるとなったら
ものすごくがんばるんですね。

どうしてかというと、テストの点数を90点以上とる
ことが目標ではなく、90点以上とって、携帯電話を
買ってもらえると、「うれしい」からなんです。

だから、がんばるのです。
言い換えれば、買ってもらえたら、目標は達成したの
ですから、次からはがんばらないのです。


だから、テストによって何かを買い与える方法は
絶対に長続きしないのです。


この例でも、ご褒美の携帯電話がなく、単純に90点以上
とることを目標にしたら、なかなかがんばれません。

特に、前回のテストが40点くらいの生徒にとっては、
倍以上の点数を取る努力をするなんてことは、尋常では
ありません。そんな努力をできるはずもないのです。

だから、感情の伴わない目標には全力投球できません。
その感情を伴わない目標に附属高校がなっていたら、
がんばれると思いますか?


附属高校池田校舎に行くことができるようになっても、
少しくらいはうれしくても、そのあと、並みの努力では
学校の授業についていけないような状態ならどうでしょうか?

それは辛いことだと思います。ただでさえしんどいことを
するのに、その目標が達成したら、よりしんどいことが
待っているとしたら、目標など達成したくなくなります。


附属池田中学生で○○大学に合格したいと思っている
生徒はほとんどいないと思います。いたとしても、それが
附属高校に行く明確な理由になってはいないと思うのです。

それでは、テストでどんなことをしても点数をとる覚悟を
することができないことがお分かりいただけると思います。


だからこそ、「附属高校へ連絡進学すること」を目標と
してはいけないのです。

「附属高校に連絡進学すること」を目標としないとき、
何を目標にできるか、子ども達が喜ぶことを目標として
提案できるか、ということが、ご家族にとって大切な
ことなのです。


この続きはまた、次回お話させていただきます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


           進学塾TMC池田
           http://tmc-ikeda.com/

2012年8月1日水曜日

愛しています

この間、附属高校の女の子と勉強ができる
ために必要なことについて、ちょっと
話をしていました。

私は自分が考えていることをこの生徒によく話して意見を
聞くのです。それで、この生徒が私に言ったことをまとめると、
両親を心から愛しているということでした。

勉強に何の関係があるの?
そんなことどうでもいいから、どうしたらできるように
なるのか教えて欲しい、と思われるかもしれません。


確かにそうかもしれません。


でも、そんな風に思えることは、すばらしいと思いませんか?
この生徒が言ったことは「私のことをこれだけ
愛して育ててくれた両親に感謝しています。」

聞いていて涙が出そうでした。
この生徒も素晴らしいと思いますし、このように育ててこられた
ご両親は本当に素晴らしいと思います。


けれども、みんながみんなそうはいかないと思います。


でも、こう言えることは本当に心の豊かなことの
証だと私は思います。

ここまでとは言いませんが、このように穏やかな心を
持つことが、勉強ができるために必要な基本的なこと
だと思います。

この穏やかな心の状態があるとして、
「どんなことをしても点数をとる」覚悟をもてるか
どうかということについて考えてみたいと思います。


どんなことをしても点数をとる覚悟は、
どうしたらできるのでしょうか。


「どんなことをしても点数をとる」ということは、
その先の目標がはっきりとあるから、「どんなことを
しても」と言えるのです。

目標も何もなしに、どんなことをしても、などとがんばる
気持ちにはなれません。


以前、ラジオに出させていただいていたときのことです。
リスナーの方から、「点数をとったらご褒美に○○を買ってあげる」
というのはどうでしょうか?とお手紙をいただきました。

そのとき、パーソナリティの方と、何かを買ってもらえ
なければしない、ということになり、また、長期的な
目標にもなりえないので、やめておくことをお勧めしました。

そうなんです。短期の目標というのは、より上位の目標が
ある結果、それを実現するために、短期の目標を達成する
必要があり、そのために努力できるのです。


では、子ども達が「どんなことをしても点数をとる」という
覚悟をもてるためにはどのようなことがあればいいと思われ
ますか?


それはまさに「附属高校池田校舎」への上位推薦だと
お考えではありませんか?


そんなはずはありません。

子ども達はご家族が思うほどには附属高校への思いは
小さいのです。

子ども達の前に、お母様方にお聞きします。
なぜ、附属高校池田校舎に行かせたいのですか?
それを本当にお子さんは望んでいるのですか?


さあ、どうでしょうか・・・?


思春期の子ども達に言うことを聞かせることは、そんな
簡単なことではありません。納得させらるだけの理由が
あるでしょうか?


よくよく考えてみてください。


また、続きは次回お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


           進学塾TMC池田
           http://tmc-ikeda.com/